漫画「弱虫ペダル」ネタ第4弾となります。
今回はインターハイ1日目の夜から2日目のゴールまでを振り返ります。
コミックス13巻から19巻までの出来事です。
今回も私見については赤文字で書いていきます。
ネタバレを多分に含みますご注意ください。
過去の内容を振り返れます。
併せて読んで頂けたら幸いです」。
それぞれの一日目夜
1日目が終わり、各校宿舎へ戻る。
箱根学園の宿舎で泉田、東堂、荒北の働きに労いの言葉をかける福富。
1位は獲れたがぶっちぎりで獲りたかったという荒北に
それは3日目でいいと言う福富。
そして、1日目を温存していた新開は翌日以降の仕事を課せられる。
いっぽうで総北高校の坂道と鳴子は風呂が終わり布団にダイブしていた。
そして、1日目を振り返り改めて明日のレースに気合を入れなおす。
そこへ金城がやってきて坂道に客が来ているとしかも女性だと・・・
なんと坂道の母親が息子が箱根へ行くと聞いたら旅行したくなったといって
旅行にきてたのである。
母親に挨拶する金城は「レースはご覧になりましたか?」と聞く。
が、しかしまったく理解してない母親。
インターハイは理解していないが、
「強くなりなさい」「一生懸命走りなさい」
と言うあたりなんか大きい意味でわかってるんだなってかんじました。
台風の様に去っていった母親だが、良いことを言ってると言う鳴子
そして3日目まで戦い抜きまだ見ぬ景色を目指し闘志を燃やす3人であった。
2日目スタート
インターハイ2日目、1日目のゴール地点からスタートだ。
3日間の内もっとも距離のあるコース、しかも真夏の酷暑で
どんな死闘をくりひろげるのか?
スタート前、前日1位だった総北高校と箱根学園の面々が記者たちに
写真撮影を求められる。
撮影に緊張する坂道の一面もある中、2日目はスタートした。
インターハイは特別ルールで前日の着順スタートで行われる。
坂道らがスタートするのは、金城スタートから3分40秒経ってからである。
続々スタートする中、いよいよ坂道らのスタート。
坂道と鳴子は根性注入で拳を突き合わせる、そしてスタートだ。
坂道の2日目に課せられた仕事は、まず峠を鳴子、田所、巻島の3人を引っ張り登りきり
前にいる金城、今泉といち早く合流するというもの。
思いっきりペダルを回し速度をあげる坂道。
すると巻島は鳴子に言う「田所っちはいつから来てない?」
そう、前日の激しい戦いでダウンしていたが体力が回復していなかったのだ。
田所はスタート地点から1歩も動けず、立ちすくんでいた。
係員に心配されるが、後ろの選手にハンデを与えてやってると強がりをいい
ようやくスタートする。
田所の不調にいち早く気づいたのが、
去年の大会で似たような経験をしたという京都伏見高校の水田。
そして御堂筋が予想していた「総北は早々にバラける」が的中してしまう。
レース前田所は巻島に「走れなくなったら置いていけ」と言っていた。
その悪い予感が的中してしまった巻島は置いていく選択をする。
坂道と鳴子は反対するが、
箱根学園に引き離される訳にはいかない状況に苦渋の決断だった。
いっぽうで田所は足がとまりまた立ちすくんでいた。
本人曰く、全体の20%ぐらいしか力が出せないとのこと。
気合を入れるもどうにも力が出せない。
そこに駆け付けたサポートの手嶋と青八木。
必死に手助けをするも過度のプッシュと言われペナルティを受けてしまう。
そこへ、後方にいた大勢のメイン集団が脇を抜ける。
その中には、御堂筋を除く京都伏見高校の面々も走っていた。
場面は戻り体調不良を知らない鳴子は巻島に言い寄る。
やむを得ず、事情をばらす巻島、そんな坂道は
「だったらすぐに助けに行かないといけないですね!!」
当然、反対する巻島だが坂道の意志は固い。
なぜなら金城に言われた「全員で合流しろ」と言われた一言の為に。
坂道伝説第2幕
サポートの2人の手助けもあったおかげで心折れる寸前で立ち直りペダルを回す。
しかし全くスピードはあがらず、メンバーの事を考え始める。
そして己の不甲斐なさに絶望する田所の前に坂道の姿が。
そう巻島から許可を得た坂道が田所を待っていたのだ。
田所は戻れと言うが頑として聞かない。
全ては金城から任されたオーダーの為に。
そして坂道は田所に一緒に「ヒメ」と歌ってくれと言う
「ヒメ」とは「ラブ★ヒメ」のOPテーマ「恋のヒメヒメぺったんこ」
の一節です。
その頃、メイン集団の先頭でコントロールしていた京都伏見高校メンバー
水田は総北高校の2人目が脱落した(と思い込んでいる)のを見て
やはり御堂筋の予想通りと言う。
アニソンを歌うことに戸惑う田所と歌うことの意味を説明する坂道。
覚悟を決め歌い始める田所。(徐々に歌詞が増えていってます)
自転車の技術はデタラメだが歌の効果で続々追い抜く2人。
徐々に田所の気持ちにも余裕がでてきて懸命についていく。
御堂筋のターン
いっぽうで先頭集団は、箱根学園が6人全員揃っていて総北高校は金城、今泉
京都伏見高校は御堂筋一人の展開。
箱根学園6人に対し総北高校は2人
動き出したら戦況不利の中動かない事を願う今泉に御堂筋は動く。
今泉の心の弱さにつけこむ作戦だ。
相手にしない今泉だが、それでもやめない御堂筋。
すると箱根学園が動く
さらに後ろから4人くるぞとの声「間に合ったか」と安堵する今泉だが、
実は5人、そう京都伏見高校のメンバーだった。
合流した水田は「172番(田所)と175番(坂道)は集団後方に落ちた」と報告
その報を聞く今泉は愕然とする。そんな今泉を見逃す御堂筋ではなく煽る。
さらに「弱泉」と罵る。心折れ呆然となる今泉を尻目に
京都伏見高校は箱根学園に追走する。
追いつく御堂筋は箱根学園に勝負を持ち掛ける。
平坦のステージのスプリント勝負だ。
選手に敬意を払えないことに憤りを感じる泉田。
そういう奴こそ大好物な御堂筋は煽る。
泉田が出る気マンマンで前にでる。
京都伏見高校からは御堂筋が出るとわかった瞬間、
泉田はあまりの威圧感に本能的にジャージのジッパーを閉める。
アツくなる泉田を制止する新開
そして、箱根学園からは新開が出る。
御堂筋VS新開 勝負の行方
箱根学園のエーススプリンターの新開と肩書に興味がないという御堂筋
の勝負がはじまった。
どちらも引かない速さで先導車を追い抜く。
そして新開がさらに差をはなす走りを見せ新開の回想に入る。
昨年のレース時に母親ウサギを誤ってひき殺してしまい、それが原因で
インターハイメンバーを辞退したという内容です。
いっぽうその頃総北高校は4人になって走っていた。
そこに熊本台一が6人で迫っていた。
懸命に逃げるが数の差で追いついてしまう。
総北高校の全員が「ここに6人揃っていたら」と思っていた。
人数の差、実力の差というやりとりをしながら、熊本台一は余計な一言を口走る。
「2人は集団の後ろでウロウロしている」と。
それを聞いた3人(今泉は心折れてる最中)はニヤリと笑う。
つまり2人は確実に合流を果たすつもりで走っているってことが確認できたのだ。
それがわかった今、先頭の2校に離される訳にはいかず、
いよいよエース金城が先頭を引くことになる。
総北とは全力で支えあうチームだといい今泉を励ます。
金城真護、絶対あきらめない男の本領発揮だ。
先頭争いの話に戻り、新開が差を広げる。
信じられないといった状態の御堂筋は発狂・・・するフリを見せる。
負け芝居をしつつ得意の心理戦に出る。
昨年のウサギの事件を出して狼狽えらせる作戦だ。
というかどんなスパイ雇ったらそんな情報まで手にいれられるんだ?w
新開が先頭を走らないといいけないという理由に、
昨年の事件以来、左側から抜けない状態になってるという指摘。
わざと左側を開けて抜かせようと煽る御堂筋。
あえて右を狙う新開しかし守りは固い。
左が抜けなきゃ右で抜けばいいと練習に付き合うメンバーとの回想シーン。
煽って煽って煽りすぎた結果、新開はついに「箱根の直線に出る鬼」
が目を覚ます。
「うるぁ」と叫び舌を出しながら走る様は獣ようだと御堂筋は言う。
そしてトラウマであった左側を抜けないという弱点を克服する。
引き離す新開にさすがにこの展開は読めなかったらしく予定外と言う。
いろいろな思考が駆け巡る中理屈の話はやめると判断する御堂筋。
必死に走るが追いつかず、ついに奥の手を見せる。
制限をつけるために両足の腿あたりにテープ(テーピングかな?)
を巻いたものを剥がす。
すると筋肉は膨張し驚くほどの速さで残り100mで両者が並ぶ。
両者とも譲らないはしりだったが、スプリント勝負勝ったのは
京都伏見高校、御堂筋 勝ちへの執念がまさった結果である。
ついに合流 総北高校
レースは後半戦、給水所地点先頭は先程の勝負に勝ち勢いづく京都伏見高校。
それに遅れて箱根学園。
給水所で待つ総北高校のサポートメンバー。
かなり遅れたものの3位で給水所を通過、だがまだ全員揃わない。
4位熊本台一の後ろには坂道と田所の姿が。
ずっと平坦で速度の上がらなかった坂道だが、いよいよ上りに差し掛かる。
登りに入り一気に速度をあげる坂道達は熊本台一を一気に抜き去る。
今まで坂道が引いてきてくれたおかげで、田所の体力も完調していた。
景気づけに歌う2人。
そして待望の6人全員が揃うのである。
メンバーから労われる坂道。
チームは揃って雰囲気がガラッと変わる。
先頭に追い付くために、巻島と坂道が引いて山を上る。
いっぽう先頭集団はというと王者箱根学園がバラけはじめていた。
御堂筋得意の煽りで泉田は憤る。御堂筋に同調する福富と泉田を制止する東堂。
さらに勢いづいた御堂筋はチームに「フェイズ13」を指示する。
フェイズ13とは山の苦手なスプリンターを切り捨てて行くという作戦
勝ちに貪欲な御堂筋らしい作戦と言えますね。
咄嗟の動きに反応したのは福富と東堂。
福富は「お荷物はいらない」と切り捨てて行くのであった。
限界まで引かされた京都伏見高校のスプリンター2人落車して無念のリタイヤ。
それをみた泉田は焦るそして自分はお荷物と思い込む。
御堂筋の動きに反応した2人に「こっち側の人間」と称える。
要は勝つ為の業を持っていることらしいです。
ここで山岳勝負ですが、京都伏見高校が4人に対し箱根学園は2人
執拗に東堂を煽るが2人の箱根学園は福富の補佐をしなければならないので、
というか東堂は精神的にレベルが違うので煽りは通用しない
山岳のステージも御堂筋が獲ることになる。
ここで京都伏見高校の石垣の回想シーン
御堂筋が入部してきて石垣との勝負に勝ち、
軍隊的なチームになったことが
正しかったのかもという内容です。
とにかく勝ちにこだわる御堂筋はさらに加速。
追いすがる箱根学園に石垣は話がしたいと言う。
人数的に不利だということを言ってます。
しかし福富はメンバーを置いてきたつもりはないといい、
王者たる努力はお前ら(京都伏見高校)の想像を超えているとも言う。
いっぽうで置いて行かれた箱根学園の4人は泉田が必死に新開、荒北を元気づける。
しかし、荒北に「暑いのに大声出すな」と怒られる。
そう荒北も新開も心折れてなどいなかったのだ。
荒北の後ろで休んでいた新開も回復している。
先頭に追い付くために真波が全開で引くといいにやつく。
そして箱根学園は6人揃うのであった。
追いつく総北高校
6人揃った箱根学園に水田は取り乱し単独で飛び出そうとする。
しかしそれを許さない御堂筋。
こんなことは何百とあるシミュレーションの一つと冷静だ。
状況を把握していないという福富に御堂筋は勝負を挑む。
「どっちが真の王者か決めよう」というが、
やはり状況が把握できてないと言われる御堂筋。
”どっち”じゃない?
そう、ボロボロになりながら後ろからやってくるもう一つの挑戦者達。
絶対あきらめない男達、総北高校だ。
坂道と巻島で引いて追いついてきたことにさすがの御堂筋も驚愕。
3校が出揃い2日目の勝者を決める闘いが始まる。
田所を引き、合流してからも先頭に追い付くために必死に引き続けた坂道は、
限界でリタイヤしそうになるが、「それは許さない」と今泉。
復活した今泉は坂道を励まし元気づける。
2校の状況を見て御堂筋は早めに仕掛ける決断をする。
フェイズ49の発動。
フェイズ49とはゴール役のアシストを封じる作戦です。
競り合う3校
飛び出す箱根学園についていく総北高校
真波が前を引き、巻島はそれに食いついていくも彼もまたずっと引きっぱなしだ。
真波から東堂にチェンジしてさらに差を広げる。
ここでなんとスプリンターの田所が引くと言う。
田所の引きに鳴子も加勢して引く。
そんな総北高校をみて、去年の金城をみているようだと福富は笑う。
やっと上り区間が終わり、いよいよエースとアシストが飛び出すタイミングになる。
総北高校から金城、今泉が箱根学園が福富が飛び出しアシストは?ってところに
前日のサポート荒北の前に水田が妨害する。
京都伏見高校は御堂筋と石垣が飛ぼ出す。
しかし、荒北にはアシストのアシストを頼んでいた福富。
それを察した御堂筋は石垣に全速力で走れと指示。
そう、今回のアシストは新開だったのだ。
エーススプリンターなのであっという間に福富のところへ追いつく。
少し時間がかかったがすぐ2校に追いつく。
さすがの御堂筋も予期せぬ状況に狼狽える。
が、即冷静に判断し6人の中で弱い(と思っている)今泉をみつけ攻撃。
ハンドルに当てて下りで速度が出ている中バランスを崩す今泉。
落車寸前のところで今泉の回想シーン。
心折れて走れない今泉に「チームとして走ってくれ」という金城
そして総北高校のジャージは6枚揃って完成形ということを
描いてあります。
自らガードレールにぶつかり体勢を立て直した今泉は完全復活。
己のやるべきことを再確認した。
弱いと思っていたものがそうじゃないとわかった御堂筋は、
立てていた計画を全て破棄し全力の勝負に挑む。
残り3㎞今泉、新開は一歩も譲らない下りのカーブもギリギリの走りを見せる。
京都伏見高校の石垣も必死で引くがなんとかくらいつくのがやっとな感じだ。
残り1.5㎞のクランクで石垣のバイクがすべる。
落車しかける石垣を御堂筋が助ける。
立て直す石垣は必死に走りいよいよトップに躍り出る。
次のクランクを抜けいい位置で飛び出させる為3人のアシストは一歩も譲らない。
しかし、御堂筋はクランクの少し前で飛び出しマージンを作る作戦。
全員が驚く中飛び出した御堂筋、絶妙なバランス能力で
全速力でクランクを抜ける。
そのまま4人はクランクを抜ける。
秒差にして4秒しかしその4秒はでかい。
必死で走るが追いつかない。
詫びる今泉に「背負うな」と金城。
要はチームだから一人で背負い込まず苦しい時はたよることも
大事ということが描かれてます。
金城と福富が飛び出す。
このあと、暫く2人の物凄い加速されている描写。
1年前の事故の後福富がきて改めて勝負する約束をする回想シーン
4秒あった差がみるみるうちに縮まる。
御堂筋は焦るが2人で来た事に「走りがぬるい」「友情は奇跡を産む?」
「勝つ為に友情などカケラもいらない」といいさらに加速。
そんな2人は全力で追う。
残り300m全力勝負。
御堂筋は残り250mで勝ちを確信したか両手をT字にして走る。
このあと、御堂筋の幼少期の頃の回想シーン
母が病気で早く亡くなり、一人で前へ進む話が描いてあります。
残り50m前を走る御堂筋と追う2人。
御堂筋の足が限界にきて動かなくなるが「チギレろ脚」といってそれでも回す。
勝利への執念だ。 歯を食いしばったところで歯が割れる。
後ろにいたはずの2人が前にいる。 残り数mの出来事だった。
金城、福富の2人の闘いになる。
全力で走った2日目の勝者は・・・
箱根学園 福富寿一
差は数㎝となかった。
雄叫びをあげる福富
1年前の過ちそして全力で勝負してくれた金城に感謝する。
3日目は負けないと言う金城
いっぱう3位だった御堂筋はショックのあまり自テントでうなだれる。
レース後
総北高校、箱根学園の選手達もゴールした。
鳴子は今泉に優勝できたか聞くが、箱根学園の様子を見て察する。
テントに戻ると金城がマッサージ?を受けている
どうやら膝を負傷したらしい。
負けたことは仕方ないと言う田所と巻島に鳴子は「悔しくないんですか?」と言う
巻島は1年3人を外へ連れ出す。
足切り(トップがゴールしてから40分以降の選手は翌日走る権利を失う)
の光景を見せる。
走れない選手の屍を踏んで走る覚悟
悔しいか悔しくないかの問い
さらに明日は厳しい闘いになるという確認と覚悟が描かれてます。
そして金城は膝の負傷をおしても必ず走る決意を見せる。
To Be Continued
あとがき
いかがだったでしょうか?インターハイ2日目の模様をお送りしました。
3日間のうち1番長いコースであることと見せ場が多いという理由で
前回よりも長くなりました。
それでは長々お付き合いいただきありがとうございました。
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